◆willとbe going toを使い分ける理由
to不定詞③で、willは「~するつもり」という意味なので、「~することへ向かっている」という意味であるbe going toに書き換えることができると説明しました↓
【参考】must notとdon’t have toの意味が違う理由 (to不定詞③)
今回はその補足として、willとbe going toの細かな使い分けと、その理由について説明します。
●will
話をしている最中に「~しよう」と決めたときに使う。
例 母:なんでこんなに部屋が汚いの!
私:I will clean my room right now.
(すぐに部屋を掃除します)
●be going to
話をする以前から「~しよう」と決めていたときに使う。
例 友達:夏休みどこか行く予定あるの?
私:I'm going to go to Hawaii.
(ハワイに行くつもりです)
こうした使い分けをする理由は、下記のとおりです。
willはもともと「意志」が固有の意味です。そのため、会話中にその意志が生じて「~しよう」と思ったときにはwillを使います。
be going toは、進行形がもとになっていて、直訳すると「~することに向かっている」となります。 進行形ということは、be going toと話す時点では、すでに「~することに向かっている」という意味になり、実際に「~することへ向かい始めた」スタート時点は、話をするよりも前になります。
そのため、話をする以前から「~しよう」と決めていた事柄にはbe going toを使います。
⇒次は中学3年生で習うto不定詞の使い方
to不定詞が感情の原因を表す理由(to不定詞⑤)